今年は丑年
明けましておめでとうございます。
松坂屋店の森川です。
松坂屋店は2日から営業しておりますので、新年気分も多少薄くなってきております。
さて、今年は丑年。
我々靴に従事している者にとっては、CALF(仔牛の革)が馴染みが深いのですが、せっかくなのでBEEFの話を・・・。
牛肉といえば、かつてはA5ランク・霜降り、今は赤身肉がトレンドですね。
飛騨牛・松坂牛・・・、全国各地にブランド牛がありますが、私の好きな牛肉は『USプライムの熟成肉』です。
US、つまりアメリカ合衆国の肉です。
『アメリカの肉なんて、スーパーで売ってる安い肉でしょ?』とお思いの方。
『アメギュー』ではありません。
アメリカ政府(農務省)が8段階で格付けする牛肉のランクの最上位が”USプライム”。
そして、この肉をアメリカのステーキ店が自店の熟成室1ケ月ほど熟成(ドライエイジング)させます。
するとタンパク質が分解されてアミノ酸が増え、余分な水分が抜け・・・つまりは肉の旨味が増されます。
ニューヨークののステーキ店が日本にも支店を出していますが、残念ながら東海地方にはまだありません。
(2年前、熟成肉ステーキの元祖、NYのピータールーガーが日本に初進出するニュースが出たのですが、その後音沙汰無しです)
ステーキといえば、サーロインかフィレですが、この熟成肉を食べるなら『リブアイロース』がお薦めです。
リブアイ(RIB EYE)は、リブロースの中から脂やスジ・堅い部位を切除したリブの中心部。
フィレよりもサーロイン、サーロインよりもリブアイの方が脂と肉のクセが増し、熟成らしさを堪能できます。
私も初めて口に入れた時は想像を超える旨味の凄さに驚きました。
旨味の宝石箱・・・、旨味の”三密”です。
コロナ禍の中、ステーキを食べにGOTOトラベルとは行きませんので、今暫くは我慢ですが、皆様と同じく、旅行に行ったり出来る日常が戻ってくる事を願っております。